ふわふわお好み焼きをどうぞ♪

お好み焼きを作る時、
「味の決め手となる食材は何か?」と問われたら
皆さんは何と答えるでしょうか。

インターネットで調べてみますと、
「お好み焼きの聖地」の一つである大阪のテレビ局が放送している
某番組の公式サイト内の記事の中に
「お好み焼き屋さん100人中37人が決めての食材であると
答えたくらい重要な食材はキャベツ」
とありました。
また、キャベツの切り方は
「食感重視の粗みじん切りがオススメ」
だそうです。

この記事を知っていたのか、たまたま偶然だったのか、
キャベツ(大玉)5ヶ全てを粗みじん切りにした
まさに『勇者』なスタッフがいるユニットで開催したのは
もちろん「お好み焼き」レク。


たっぷりのキャベツが生地と生地の間に空間を作り
それが『エアイン構造』となって、
ふんわりとしたお好み焼きに仕上がるのです。

入居者様の座るテーブルにホットプレートを置き、
皆様の目の前でスタッフが心をこめて焼き上げていきます。


だんだん漂ってくる美味しそうな香りに
入居者様の食欲は刺激されっぱなし。
「いい香りね~。美味しそう!」
「早く食べたいわ」


出来立てアツアツを食べやすい大きさにカットし、
入居者様には、ソースやマヨネーズ等は
それぞれお好きな分量で楽しんでいただきました。


たっぷりキャベツが功を奏したのか、
お好み焼きはふんわりした食感で、まさに本場『大阪の味』!!
入居者様の目も輝きます。



中には…
「こういうメニューの隣には、コレがなくちゃね!」
ノンアルコールビールと一緒に、絶品のお好み焼きを
楽しむ入居者様もいらっしゃいました。


キャベツ5玉を使ったお好み焼きでしたが、
その美味しさゆえに、あっという間に完食。


「美味しかったよ!」
「これなら毎日でもいいね!!」
入居者様からも絶賛の嵐となった、お好み焼きレク。

この笑顔こそ、
「翌日の筋肉痛を覚悟して、キャベツ5玉切り刻んだわ!」
と、腕をさすりながら武勇伝を語ったスタッフへの
最高のご褒美となったのではないでしょうか。

フルート奏者の正体は…!?

あるユニット内で、素敵なコンサートが開催されました。

ユニットの共有スペースに集まった入居者様の
視線の前に立つのは、初老の男性。
手に持っているのはフルートです。

このユニットで過ごされている、ある入居者様の
お誕生日を祝うレクの『スペシャルイベント』として
スタッフが前々から準備していた、このミニリサイタル。
フルート奏者はなんと、当施設の営繕さんです。

いつもは車のハンドルを握っている手ですが、
この時間は木管楽器の代表格のフルートを持って
優雅な音色を奏でてくれました。


まさに『能ある鷹は爪を隠す』!
いつも何処かへお出かけする時に、明るく元気に
運転手を務めてくれる営繕さんの
「もう一つ」の姿に、誰もが驚嘆していました。


でも、すぐにその柔らかなフルートの音色に心奪われ、
うっとりと聞きほれる皆様。
馴染みのメロディが流れた時は、
そっと歌詞を口ずさみ、その世界を共有されていました。


演奏会は大成功!
入居者様も、惜しみない拍手を営繕さんに送ります。

普段の業務では見ることのできない、意外な『スキル』で
入居者様を喜ばせてくれた営繕さんのように、
当施設には、『和光同塵』なスタッフが大勢います。

また何かの機会に、その隠れた才能を
披露するかもしれません。



防災訓練を実施しました

昨年暮れから続く少雨の為か、例年以上に空気が乾燥し、
火災が発生しやすい状況になっています。

実際、2月中旬に隣接する小学校のボイラー室から
小火が発生し、消防車が駆けつけ、
一時騒然としたことがありました。
小火そのものは初期消火で鎮火していたのですが
場所が場所なだけに念の為の対応とのこと。
小学校の皆様の適切な対応で大事なく済んで
本当に良かったです。

当施設でも、万が一の事態に備えて
年に数回、防災訓練を実施しています。

奇しくも、前述の火災騒動があった日と同じ日に、
この防災訓練が行われました。


当施設が属する法人グループの防災関連を
一手に担ってくださっている、富士防災設備㈱の方が
講師役となって、まずは座学から。
当施設に配備されている防災設備について、
丁寧に説明をいただきました。

天井に設置されたスプリンクラーが
どのような条件で作動するか。



火災が発生した時、どのような形で通報すべきか。
もし誤報だった場合はどう対応すればよいのか。


散水栓を使う際は、どういった点を注意すべきなのか。



直前に、すぐ側で「初期消火がしっかり出来ていたから
大事にならずに済んだ」事例があったからなのか、
参加したスタッフも、いつも以上に真剣に
講師の方の話に耳を傾けていました。

座学が終わった後は、職員専用駐輪場のスペースを使って
消火器の使用方法を学びました。


「いつも言っていますが、
いざ火を前にするとパニックを起こして、
消火器の使い方を忘れてしまうものです。
そうならない為にも、こういう訓練の場で
何度もお試しで使ってみて、体で覚えるようにしてみてください」


看護スタッフ、介護スタッフ、
そして火を使うことが一番多い厨房スタッフが
順番に練習用の消火器を使ってみると…



「意外に重い!持ち上げられない!!」
「いざとなったら、ちゃんと上手く使えないかも」


改めて訓練の大切さを痛感したようです。

火災を出さないように、
常日頃から予防・注意喚起を行うのは大事ですが、
もし火災になってしまったらどうするか、
非常時に被害を出さない為に何が必要なのか、
その『ルール作り』も重要な要素です。

しょうじゅの里鶴見では、これからも
防災意識を高め、万が一の事態にも備えていこうと思います。




3月第1週の献立表(2月25日~3月3日)

しょうじゅの里鶴見では、当施設を利用される皆様のお食事を、直営給食にてご提供させていただいております。
毎日の暮らしの中で楽しみの一つである『お食事』の時間だからこそ、味の品質はもちろん、『我が家でのごはん』の風景を再現して入居者様に喜んでもらえるよう、『食事面でのユニットケア』を行っていこうと思っております。




可愛い鬼さん大集合!

「鬼は外 福は内」のフレーズで有名な
節分の豆まき。

現在のようなスタイルになったのは室町時代で、
庶民に広まったのは江戸時代のこと、と言うのですから
改めて長い歴史を持った行事なのだな、と思ってしまいます。

伝統文化や季節の行事を大事にしている当施設では、
『節分』の日も、それぞれのユニットで豆まきをしたり、
厨房からは特別食をご用意して、皆様に春の訪れを告げる
昔ながらのイベントを楽しみました。

ちなみに、2月の特別食がこちら。
主食:炊き込み御飯
主菜:いわしの梅煮
 (※ 鰯は鬼を追い払う食物の一つとされています。)
副菜:ごもく煮豆
デザート:いちご
汁物:キャベツの味噌汁
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おやつ:節分ボーロと甘酒


節分レクの一つをご紹介しますと、あるユニットでは
『豆まき』にちなんだレクリエーションゲームを実施しました。


鬼の的にめがけて、豆の代わりにボールをぶるける、というもので
昔の縁日等にあった『鬼の的当てゲーム』を思い出させます。


『的を狙ってボールを投げる』という行為は、
身体だけでなく、脳も色々動かすので、
認知症予防に効果的な運動の1つとされています。


もしボールが小さくて持ちづらい…という方がいても大丈夫!
スタッフが『スペシャルアイテム』として
通常サイズよりも何倍も大きな球を用意していました。


節分の日らしい、楽しいレクリエーションで
のびのびと身体を動かし、大いに笑った皆様。
厨房からご用意したおやつも、美味しく召し上がって
いただけたのではないでしょうか。

また、他のユニットでは
「地域によっては『鬼は内』と言うそうですから…」と
入居者様に可愛い鬼さんになってもらいました。



こんなキュートな鬼なら、
施設にもたらしてくれるのは『幸せ』以外にないでしょう。

その証なのか、節分の翌日の『立春』は
まるで本当に春が来たかのようなポカポカ陽気で
施設中、明るい雰囲気に包まれていたのでした。