少し前のお話になりますが…
先日、鶴見中学校の生徒の皆さんが
当施設へ福祉体験学習に来られました。
まだ「介護」という言葉に馴染みの薄い学生さんたち。
こういった施設に入るのも初めてという方もいて、
最初は少し緊張されていたようでした。
しかし、施設内を見学したり、
ユニットで入居者様とお話しされていくうちに、
段々と緊張も解れていったようでした。
食事の準備については、配前の様子を見ながら、
スタッフの説明を熱心に聞かれていました。
普段、何気なく食べている「食事」が、
介護の現場だと、『常食』という名前で用意され、
他にもミキサー食やきざみ食といった
飲み込む力が弱くなった入居者様達でも
「食べやすい」形態で準備されていることに
興味深そうにされていました。
最後はご入居者様との堅い握手でお別れ。
「ありがとう」
「また来てね」
入居者様の声掛けに
はにかみながら応える皆さんなのでした。
これからの日本は、ますます高齢化が進み、
介護に携わる人材がどんどん必要となっていきます。
この日来てくれた中学生の皆さんには、
今回の体験がきっかけで、改めて介護について
考える機会となってくれれば、と思います。
そして大人になった時、
介護の世界で働く『仲間』になってくれたら
これ以上の喜びはありません。