暑い季節になると、気になるのが「食中毒」です。
と言っても、実は食中毒は1年中発生しているのを
ご存知でしょうか。
昔は寒い時期に食中毒の発生は少なかったんですが、
最近ではノロウイルスなど、
冬になるとウイルス性の食中毒が流行り出します。
また、10月~12月にはキノコやフグ等、
『自然毒』と言われる食中毒も多いようです。
さて、4・5月の暖かくなる時期から
7月~9月に一番多く発生するのは
細菌性の食中毒です。
この食中毒にはそれぞれ原因となる細菌やウイルスが何種類もあり、
それぞれ症状も異なってきます。
当施設では、食中毒から入居者様達を守ろう、と
毎年この時期になると「食中毒予防」の研修会を実施します。
講師を務めるのは、当施設の管理栄養士。
食中毒の種類から、その症状、予防法について
とても分かりやすいスライドを作って
スタッフ全員に丁寧に説明してくれました。
特に、それぞれの食中毒での事例については
ニュースや新聞で見聞きしたものを多く紹介してくれたので
「あ、あのニュースは〇〇というウィルスが原因だったんだ」
「この事例は何処でも起きやすいから
気を付けないといけないな」
と、更に深く理解することができました。
ところで、細菌による食中毒を予防するには、
3つのポイントがあるとされています。
1 細菌をつけない・持ち込まない。
2 細菌を増やさない。
3 細菌を殺す。
これこそが、食中毒予防の三原則と言われます。
食中毒の問題は、施設だけでなくご家庭にも発生しうるもの。
1年中発生するものと認識し、常に予防を心がけるように
したいものですね。