華やか・艶やか ♡ 雛飾り

来月3月最初の伝統行事といえば、
『桃の節句』や『上巳の節句』とも呼ばれる
女の子の成長を祝うお祭り・ひな祭りではないでしょうか。

しょうじゅの里鶴見では、節分が終わった2月上旬に、
エレベーターホール側の地域交流スペースに
豪華七段飾りの雛人形を飾りました。


1年ぶりのお目見えに、
セッティングを担当する営繕さんも『見本』を見ながら、
「この飾りはコッチかな?」
「この人形はここで大丈夫かね」
と、一つ一つ確認しながら配置していきます。



ちなみに、各段に置くべき人形はこちら。

【1段目】
内裏雛(男雛・女雛)。
配置ですが、関東圏では、
雛壇に向かって男雛が左、女雛を右に置きますが、
京都では反対になるそうです。

【2段目】
三人官女を置きます。
この官女達は、お祝いの席で
お内裏様達のお食事の世話をしている様子を
表しているそうです。

【3段目】
五人囃子がこの位置になります。
向かって右から謡(うたい)、笛、小鼓、大鼓、太鼓の担当で、
お内裏様の結婚式のお祝いをしているとのこと。

【4段目】
向かって右側が左大臣(老人)、左側が右大臣(若者)で、
ボディガードとしてお内裏様を守る役割を果たしています。
2体の総称は、随臣(ずいしん)と言います。

【5段目】
仕丁(しちょう)という、平安時代以降、貴族などに使われ
雑役に従事した者達をここに飾ります。
それぞれ笑った顔、泣いた顔、怒った顔をしています。

【6段目】
この段から下がお道具の飾りを置きます。
ここには、お姫様の嫁入り道具である箪笥、挟箱(はさみばこ)、
長持(ながもち)、鏡台、針箱、茶道具といったものを飾ります。

【7段目】
牛車、重箱、籠が飾られます。

それぞれの人形が何を表しているのか知ると
見方も一味違ってくるかもしれません。

入居者様も、来設されたご家族様と一緒に
雛人形を見て目を細めたり、
時にはお孫さんと並んで記念撮影をしたり…
『期間限定』の名所になっています。

『期間限定の名所』といえば、もう一か所。
入口から入ってすぐ目の前、パールエアレーションの前にも
箱入り娘ならぬ、箱入り雛人形が置いてあります。

是非当施設にご来設の際は、
桃の節句を華やかに彩る雛人形たちにも
逢いに来てください。