お盆でお参り

日本の代表的な行事の1つであるお盆。

『お盆』という言葉は、そもそもは
仏教における盂蘭盆会(うらぼんえ)、
または盂蘭盆(うらぼん)を略した言葉とされているそうで、
旧暦では、7月15日(または8月15日)に行われる
夏の御霊祭になります。

お盆の歴史は古く、記録に残っているものですら
657年に時の天皇が推古天皇のお盆を行ったとされており、
また江戸時代には一般庶民にもこの行事が定着していたようです。

さて、普段から外出の機会も少なく、
その為にお墓参りにもなかなか行けない入居者様達。
せめてユニット内で何かできないか、と
あるスタッフが企画しました。

近隣のホームセンターで『お盆セット』なるものを購入。
入居者様達にそのキットをお渡しし、
お盆に置く「キュウリの馬」「茄子の牛」等を
作ってもらいました。


その見事な出来栄えがこちら。


そしてユニット内で、8月13日に迎え火として、
8月15日に送り火としてお香を焚き、
それぞれの入居者様達のご先祖をお迎えしました。
(※ 送り火として実施するのは、本来は16日ですが
ユニットの都合で15日に行いました。)


お香については、火災報知器が煙を感知し
鳴ってしまわないか、事前に確認し、実際に火をつける時も
感知場所に注意しながら行いました。


お香を前に、手を合わせてお参りする入居者様達。
中には様々な思い出が脳裏をよぎったのか
涙を流す方もいらっしゃいました。


また、お迎え火当日は、夜になかなか眠らずに
そわそわしていた方が多かったご様子。

スタッフ曰く
「本当にご先祖様が来て、
色々お話しされていたのかも…?」

もしそれが本当だったら、ちょっと怖いような、
むしろほのぼのとするような…
何とも不思議な『お盆』レクでした。