朝食が終わって、少し経った後の
なんとなくまったりとした時間帯に
あるユニットから、楽しそうな笑い声が
聞こえてきました。
のぞいてみると、ビターな香りと共に
お菓子作りに奮闘している入居者様の姿が…
クリスマスシーズンに作ったティラミスを
また作ってみよう、ということで
スタッフと一緒に再チャレンジ中だったのです。
こちらのユニットで作るティラミスは
マスカルポーネチーズの代わりに
マシュマロと生クリーム、
そして卵とレモン汁を使って作ります。
スポンジ部分に使うのは、
コーヒーをしみこませた食パンです。
冷房が効いているとはいえ、湿気があるせいなのか
クリーム部分が混ぜても混ぜても
上手く固まらず、スタッフが大慌てな時も
入居者様はおっとりと
「大丈夫よ~。そのうち美味しくなるから」
その鷹揚な心で、なんとか出来上がった生地を
容器に入れて、冷蔵庫にIN!
おやつの時間まで「お楽しみ」です。
そして、いよいよ…
「美味しくできたかな?」
飾りとして無糖ココアパウダーをたっぷりかけて、
入居者様にお披露目。
「上手にできたわね~」
「前に作った時よりも、綺麗に仕上がったかもですね」
満足そうに、微笑みあう入居者様とスタッフです。
いざ、「ティラミス」入刀!
大き目にすくいとって、入居者様の器によそうと
「こんなにいっぱい食べられるかしら」
器によそった後、更にココアを振りかけて
「ココア、増し増しですよ~」
豪華なオリジナルスイーツを食べる前に、
折角なので記念撮影をしてみました。
他の入居者様にもお分けして、皆で
「いただきま~す!」
ふんわりとしたティラミスムースに
苦味のある下地部分(=食パン)がマッチして、
なかなか美味なスイーツに仕上がっていました。
ところで、「ティラミス」の名前の由来は
ご存知でしょうか。
「ティラミス」はイタリアのスイーツで
イタリア語の「tira-mi-su」がそのままの語源です。
「tira」が「引っ張って」
「tira」が「引っ張って」
「mi」が「私を」
「su」が「上へ」
という意味なので、それをそのまま直訳すると
「私を上へ引っ張って」となりますが、
わかりやすく訳していくと
わかりやすく訳していくと
「私を元気づけて」「私を励まして」
という名前になります。
入居者様が作った、
入居者様が作った、
ポジティブで明るい意味を持つイタリアのスイーツは
ユニットの皆さんに、たくさんの笑顔を届けました。