防災訓練を実施しました

昨年暮れから続く少雨の為か、例年以上に空気が乾燥し、
火災が発生しやすい状況になっています。

実際、2月中旬に隣接する小学校のボイラー室から
小火が発生し、消防車が駆けつけ、
一時騒然としたことがありました。
小火そのものは初期消火で鎮火していたのですが
場所が場所なだけに念の為の対応とのこと。
小学校の皆様の適切な対応で大事なく済んで
本当に良かったです。

当施設でも、万が一の事態に備えて
年に数回、防災訓練を実施しています。

奇しくも、前述の火災騒動があった日と同じ日に、
この防災訓練が行われました。


当施設が属する法人グループの防災関連を
一手に担ってくださっている、富士防災設備㈱の方が
講師役となって、まずは座学から。
当施設に配備されている防災設備について、
丁寧に説明をいただきました。

天井に設置されたスプリンクラーが
どのような条件で作動するか。



火災が発生した時、どのような形で通報すべきか。
もし誤報だった場合はどう対応すればよいのか。


散水栓を使う際は、どういった点を注意すべきなのか。



直前に、すぐ側で「初期消火がしっかり出来ていたから
大事にならずに済んだ」事例があったからなのか、
参加したスタッフも、いつも以上に真剣に
講師の方の話に耳を傾けていました。

座学が終わった後は、職員専用駐輪場のスペースを使って
消火器の使用方法を学びました。


「いつも言っていますが、
いざ火を前にするとパニックを起こして、
消火器の使い方を忘れてしまうものです。
そうならない為にも、こういう訓練の場で
何度もお試しで使ってみて、体で覚えるようにしてみてください」


看護スタッフ、介護スタッフ、
そして火を使うことが一番多い厨房スタッフが
順番に練習用の消火器を使ってみると…



「意外に重い!持ち上げられない!!」
「いざとなったら、ちゃんと上手く使えないかも」


改めて訓練の大切さを痛感したようです。

火災を出さないように、
常日頃から予防・注意喚起を行うのは大事ですが、
もし火災になってしまったらどうするか、
非常時に被害を出さない為に何が必要なのか、
その『ルール作り』も重要な要素です。

しょうじゅの里鶴見では、これからも
防災意識を高め、万が一の事態にも備えていこうと思います。