フルート奏者の正体は…!?

あるユニット内で、素敵なコンサートが開催されました。

ユニットの共有スペースに集まった入居者様の
視線の前に立つのは、初老の男性。
手に持っているのはフルートです。

このユニットで過ごされている、ある入居者様の
お誕生日を祝うレクの『スペシャルイベント』として
スタッフが前々から準備していた、このミニリサイタル。
フルート奏者はなんと、当施設の営繕さんです。

いつもは車のハンドルを握っている手ですが、
この時間は木管楽器の代表格のフルートを持って
優雅な音色を奏でてくれました。


まさに『能ある鷹は爪を隠す』!
いつも何処かへお出かけする時に、明るく元気に
運転手を務めてくれる営繕さんの
「もう一つ」の姿に、誰もが驚嘆していました。


でも、すぐにその柔らかなフルートの音色に心奪われ、
うっとりと聞きほれる皆様。
馴染みのメロディが流れた時は、
そっと歌詞を口ずさみ、その世界を共有されていました。


演奏会は大成功!
入居者様も、惜しみない拍手を営繕さんに送ります。

普段の業務では見ることのできない、意外な『スキル』で
入居者様を喜ばせてくれた営繕さんのように、
当施設には、『和光同塵』なスタッフが大勢います。

また何かの機会に、その隠れた才能を
披露するかもしれません。