目標は200歳!

先月、9月16日は敬老の日でした。

国では、当年度100歳を迎えられる方に、
内閣総理大臣の名前が入った祝状と銀杯が贈られます。
また、当施設がある横浜市からも、
市長の名前でお祝いのメッセージカードと
記念品が届けられます。

当施設で過ごされている、ある入居者様の元にも
この素敵なお祝いの品々が届けられました。

ご家族様の了承を得て、ユニット内でミニ授与式を開催。
ユニットリーダーだけでなく、介護スタッフや看護師も集まり、
入居者様のご長寿をお祝いしました。

まずは、ユニットリーダーが総理大臣に代わって
祝状を読み上げます。

「総理大臣からもらえたの?」
と、最初はびっくりされていた入居者様でしたが、
厳かな姿勢で、祝状の言葉に耳を傾けられていました。

スタッフや、その場に立ち会った他の入居者様からの
お祝いの拍手を受けながら、祝状を受け取る入居者様。

記念にパチリ。
とっても素敵な笑顔です。

続いて、銀杯の入った桐箱をお渡ししました。

「こんな高そうな箱には何が入ってるの?」
と、ドキドキした様子の入居者様。
早速、『噂』の銀杯をお見せしようと、
スタッフが桐箱を開けようとしたら…

「あれ? これ、どうやって開けるの?」
普段、『桐箱入りの何か』に触れることが少ないスタッフ。
まるでカラクリ箱を開けるかの如く、
開け方に四苦八苦しまいました。

それでもどうにか無事に銀杯を取り出し、
入居者様の前にお披露目することができました。

「すごいわねぇ。綺麗ねぇ」
と、入居者様もニッコリです。

横浜市からの記念品もお渡しし、
最後にもう1枚パチリ。

スタッフから、
「百歳を前にして、この後の目標は何ですか?」
と問われると、茶目っ気たっぷりに
「200歳まで生きることよ!」
と答えてくれました。

ユニット全体を嬉しい笑顔に包んでくれた入居者様。
渡されたお祝いの品々を見つめる瞳には
ほんのりと嬉し涙がにじんでいました。