また会う日まで

当施設の兄弟施設「しょうじゅの里三保」で大人気の
音楽アクティビティ『小さな音楽会』。

当施設でも月1回開催していましたが、
5月23日、いよいよ最後の実施となってしまいました。


こちらのイベントは、ユニット単位で開催されるもので、
担当スタッフが入居者様のリクエストに応え、
電子ピアノの生演奏に合わせて、
懐かしい昭和歌謡曲や、思い出がつまった童謡を
思いっきり唄うイベントです。


当施設の理学療法士のMさんや
三保に所属している作業療法士のHさんも同席し、
『機能訓練』の視点で、進行をサポートしています。



最後…という寂しさもありますが、
今回の『小さな音楽会』も、とても明るく和やかな雰囲気で
入居者様達の笑顔の花がいっぱい咲いていました。

Hさんからリクエストを聞かれると
ある入居者様から、
「横浜に住んでいるんだから、横浜の歌がいいね」
とのコメントが。

「どんな歌を思い出しますか?」
の問いかけに
「五木ひろしの…ほら、あの歌…名前なんだっけ?」
「女の人が唄っていたのもあったわよね」

こんなふうに、昔の記憶を思い出そうとするのは
『回顧法』といって、認知症予防に良いそうです。

お気に入りの歌を思い出そうとするだけでなく、
その曲にまつわるご自身の懐かしい思い出話を
皆様と一緒におしゃべりするのも効果的。


何より、こうやって顔馴染みのユニットの皆様と
色々おしゃべりする時間は、皆さま本当に楽しそうです。

『小さな音楽会』のイベントは、ひとまずここで一旦終了となりましたが、
開催していただいたことで、施設としても色々学ばせてもらいました。
この経験を活かし、新しい、当施設独自の音楽イベントを
これから企画していきたいと思っています。

『小さな音楽会』担当のKさん、Hさん。
ありがとうございました!