『はじめのいっぽ』を鶴見で!

『介護』のお仕事には、多種多様な資格があります。

その受験資格のほとんどが、年齢に関わらず、
働いた年数に応じて受験資格を得ることができるので、
ただ働くだけではなく、キャリアップを目指しながら
成長できるという特徴があります。

さて、この介護に関する資格の中で
「はじめのいっぽ」に位置する資格といえば、
『介護職員初任者研修』です。


少し前までは「ホームヘルパー2級」という名前でしたので
そちらの方が馴染みがある人も多いかもしれません。

さて、当施設を会場に、
この『介護職員初任者研修』が行われました。


研修スタートは9:30からだというのに、
早い方は1時間以上前に当施設に到着されていました。
更に、9時前には研修生全員が施設に来ていたのだから、
その『熱心さ』には感心するばかり。


研修中も、講師の言葉に一つ一つうなずいたり、
ノートにメモをとったり、とても真剣に受講されていました。



実は、介護職員がキャリアアップしていく道しるべとして、
国の制度の1つとしても、介護キャリアパスが定められています。
今回、当施設で受講いただいた『介護職員初任者研修』は
その入門資格として位置づけられています。


この後、将来的に介護福祉士資格を目指す場合には
「実務者研修」というものを修了しなければなりませんが、
初任者研修を修了していれば、
450時間のカリキュラムで実施される実務者研修の中で
130時間もの受講時間が免除されます。

更に、将来的に「介護福祉士国家資格」の取得を目指す上でも
スムーズとなっています。

メリットが多い、この『介護職員初任者研修』は、
更に、要介護の高齢者がご家族にいる場合にも
思った以上に役に立ちます。

つまり、初任者研修で学んだ知識・スキルは、
『介護職員』として働くためだけではなく
自分のためにもなる、とても身近な資格ともいえるのです。

そんな様々な可能性を秘めた『介護職員初任者研修』。
しょうじゅの里鶴見がその受講場所として利用されることは、
当施設で働く介護スタッフにとっても刺激となり、
より良い循環が生まれるような気がします。

『みどりのゆび』はないけれど…

『みどりの指』という、モーリス・ドリュオンが書いた
フランスの童話をご存知でしょうか。

親指を押し付けると、
どんな場所にも色々な花を咲かすことができる
『魔法の指』を持った少年・チトのお話しで、
チトは街中だけでなく、
刑務所や貧民街にも花を咲かせていきます。
さらに戦争をやめさせようと、
そのチトのお父さんが経営する工場が
製造・出荷していたた武器にも花を咲かせます。

この、何とも可愛らしいお話しを
思い出すきっかけになったのが、こちらの風景。


駐車場の一角に、この度、トマトと茄子等の
『食べられる実がなる苗木』を植えさせていただきました。

昨年と同様に、向日葵やカスミソウなど、
施設の風景に彩りを添える植物類と一緒に、
『野菜』の緑もすくすくと成長中です。

まだまだ収穫には遠い状態ですが、順調に育っている
『鶴見農園』の作物たち。


入居者様も、スタッフと一緒に水やりを
手伝ってくださっています。



前述の、チトのような魔法は使えませんが、
愛情たっぷりに育てていきたいと思います!

中華ランチは如何でしょうか。

しょうじゅの里鶴見がある横浜市には、
世界的にも有名な観光名所『中華街』があります。

入居者様の中には、
「昔はよく家族と一緒に中華街まで、
美味しい中華料理を食べに出かけた」
とお話しくださる方も多く、だからなのでしょうか、
意外にも「中華料理通」という入居者様が多いです。

ある入居者様も、誕生日の日はご家族様と一緒に
中華料理を召し上がられるのが定番の過ごし方。

昨年は中華街まで足を運びましたが、今年は
「中華街は本人も疲れちゃうみたいだから、
近場の中華料理店にしましょう」とのお言葉をいただき、
一昨年行った中華店に出かけることにしました。

ご家族様とユニットスタッフ、
そして仲の良い相談員も同行して、
ミニドライブもかねて、いざお出かけです。

車中では、久しぶりの『遠出』に
嬉しそうな様子を見せる入居者様の笑顔がありました。

2年ぶりの来店となりましたが、
入居者様もお店のことを覚えていたようで
「あら、ここは…」
と、ちょっと懐かしそうにニッコリ。

ゆったりとした席に通され、早速メニュー表を覗き込みます。


「どれにしましょうか」
スタッフの問いかけに
「なんでも好きだから、お任せするわ」
と入居者様。

それぞれのメニューを4人分、オーダーさせてもらいました。

ほどなく、店員さんが注文したメニューを運んできてくれました。
それを受け取って、美味しそうな匂いをかいだ入居者様からは
「美味しそう!早く食べたいわ」


大きめの丸テーブルの上にずらりと料理を並べ、
全員で「いただきま~す」。

「熱いので気をつけてくださいね」
そう言いながら、中華スープを盛り付ける相談員に
「は~い」と返事を返しながら、
お店自慢の中華料理に舌鼓を打つ入居者様です。



会話も弾み、気が付けばお皿も空っぽに。
満足気な入居者様の笑顔を、記念にパチリといただきました。

「こうやって食べられていいわね。
幸せだね~」
そんな一言もいただきました。

楽しい、嬉しい、美味しい誕生日を迎えられた入居者様。

どの入居者様も、素敵な笑顔でそれぞれのお誕生日を迎えられるよう、
これからもしょうじゅの里鶴見は、スタッフ一同
皆様のサポートに全力を尽くしたいと思います。

手作りスイーツに舌鼓!

しょうじゅの里鶴見の『令和』最初のブログになります。
平成に引き続きよろしくお願いいたします。

さて、当施設の全てのお食事は、
業者をはさまない『直営給食』にて提供しています。
日々、入居者様の健康作りの一助となるよう、
またどのメニューも、美味しく楽しく召し上がっていただけるよう、
様々な工夫を盛り込んでいます。

それは『おやつ』も同様で、既製品をお出しすることもありますが
厨房で作ったオリジナルスイーツもご提供してます。

その内容は、お店で買ってくるものと遜色ない
シュークリームやクレープ、ロールケーキ等の
洋生菓子だったり…



時には「ホームメード感満載」の
フルーツみつまめや蒸しパンをお出ししたり…


「バナナのティラミス風」など、
ちょっと『一工夫』のあるスイーツにしてみたり…

入居者様からの評判も上々で
「やっぱり手作りは良いわね~」
「おやつの時間が楽しみになっちゃう」
と、嬉しいコメントが届くこともしばしば。

時には、季節感や行事カラーを大事にしたおやつも
ご用意しています。

例えば、桜の開花が待ち遠しい4月は『桜蒸しパン』を。

去年お出ししたものになりますが、
5月は『子供の日』にちなんで「こいのぼりケーキ」。

7月は『七夕』にちなんだ「しゅわっ七夕ゼリー」を
お出ししました。

令和の時代もしょうじゅの里鶴見では
様々な場面で、入居者様に笑顔になってもらえるような
取り組みを続けていきます。