手作り雛に想いをこめて

3月を代表する行事に『桃の節句』があります。
ご存知の通り、雛人形を飾り、
女児の成長や幸せを、家族皆で願うお祭りです。

先日のブログでもご紹介しましたが、
当施設でもロビーエリアに雛壇を飾り、
入居者様達に楽しんでいただきました。

また、ユニットにおいても、
そのユニットならではの雛祭りを開催しました。

例えば、こちらのユニットでは
「オリジナルの雛飾りを作りましょう!」と
2月の後半から作業を開始。

余暇の時間を利用して、入居者様達に
折り紙を使って、世界で1つだけの雛飾りを
作ってもらいました。

折角作るなら、と、春らしい柄や
華やかな色を持った折り紙で、
雛飾りに相応しいアイテムを折る入居者様達。


ちょっと折るのが難しい部分や、
手順が分からない所はスタッフが丁寧にサポートして、
雛祭りらしいアイテムを、
いくつも折りあげて頂きました。

完成したアイテムをつなげて、
ユニットの壁に飾ると、パッと室内が明るい雰囲気に…

入居者様達も、自分達の手で作り上げたことが
とても嬉しかったようで、1日に何度も飾りの前に来て
その出来栄えをニコニコ顔で見つめていました。

元々雛人形のルーツとして、
紙で作った人形(ひとかた)に厄を移して
川に流す「流し雛(ながしびな)」というものがあるそうです。

入居者様達が作った可愛い雛飾りを、
このルーツと同様に『川に流す』なんて、とてもできませんが
何となく、昔から伝わってきた行事をなぞれたようで、
温故知新なユニットレクになったような気がしました。